インターネットが必要なものを造っていく、そして必要ないものや余計な物がそぎおとされていく。
普段の私達の生活の中で この変化は数年前より加速して起っているのではないのでしょうか?
余計な物がなくなり、必要なものだけが残っていき、洗礼された世の中になっていく。
たとえば通信販売サイトのアマゾン、これが出来たことで、私達は買い物に行かなくても物が買える時代になりました。
アマゾンが知れ渡ってきたのは約5、6年前からでしょうか?
まさかここまで世の中に影響を与えるモノだとは予想できませんでした。
昔からあった近所の本屋さんや中古ゲーム屋さんが潰れるまでに大きくなりました。
本屋さんのあの独特のにおいが好きだったのは私だけだったのでしょうか?
今の本屋さんはある程度人気のある本や売れる見込みのがある本を置くことが多いので、マイナーな本や少し時間が経って古くなった本がありません。
アマゾンの市場本棚は人気の本や売り上げが見込める本ではなく人気が無い本や、昔の本、マニアックな本を自動的に取り寄せてくれるのです。
さすがに場所代がかかる店舗となるとそういった本は置けないのです。
アマゾンの書店と町の本屋さんの勝敗の原因はここにあったのでしょう。
マイナーな本や人気が無い本が鍵を握っていたのです。
町の本屋さんが無くなるからみんなアマゾンで買わないで本屋で買ってくださいというSNSで呼びかけを聞いたことはありますが、どうでしょうか?
SNSで漫画家さんのサイン色紙を貰ったり、お勧めの本の感想をが書いてあったり色々な工夫ををして生き残っている本屋さんはあるのです、こういった人たちは本が好きだから本屋で働いている人たちなのでしょう。
私の経験談をお話しさせて頂きますが
アマゾンで読みたい本見つけて帰りに本屋に寄った時、パタパタ埃を取ているエプロンをしている中年のおっさん店員に聞いてもその本は無いといわれ、結局私はアマゾンで買うことになります。
既にアマゾンで本を見つけていたのになぜ私は仕事帰りに本屋により、わざわざ15分もかけお店で本を探した挙句、見つからず店員さんに声をかけて探してもらい結局、ありません。
といわれて最後にアマゾンで購入したという事。
アマゾンに行けば本屋さんにいかなくて良いということをただ伝えたいわけではありません。(笑)
問題はアマゾンを使えばその本は確実にあるのになぜわざわざ本屋さんに仕事帰り寄ったのかということなのです。
本屋さんに行くことで目的の本を見つける以外に何かのワクワクやドキドキする事を私は無意識に探していたのです。
本屋さんに行くことでもしかしたら、ほかの興味を引く本があるかもしれない、新しい発見が出来る本を見つけられるかも知れない、わくわくさせている自分がいるです。
そして本は私が探しても無かったのですが、詳しそうな中年のおっさんの店員に(多分無いと思っていたのですが)聞きました。
なぜ、目的の本が無いとわかっているのにおっちゃん店員に聞いたのか?
それは、おっちゃんの見た目が本に詳しそうだったのです。
その本はありませんよといわれるのは分かっていたのです。
「でしたらこの本はどうですか?」
と本を紹介してもらうことをどこかで期待していたからなのです。
そのようなサービスを求めていたのですが、
そのおっちゃん店員は「無いですねー」と一言で終わりました。(笑)
このおっちゃんはもっと人に本を読ませることに対して情熱があったのなら、そして本が好きだったら他の本を教えてくれたのかも知れません。
ていうか無いのなら、いついつに入荷出来ますとか取り寄せますとか言わんのかい!!(笑)
物を売るということはただ、必要とされている人に目的のものを売るということだけではないと思うのです。
それなら目的がはっきりしているのでアマゾンでいいのです。
必要としていないお客さんにも新しい発見をさせて満足させてあげることも重要ではないのでしょうか?
うまく言えませんが、それが人と人によって得られることなのではないでしょうか?
お客さんに提案をしてあげるという事が大事なのです。
そしてだんだん話していくうちに仲良くなりこの店員さん詳しいな、またのこの店員さんに聞いてみようかな。
この店員さんに新刊が出たら頼もうかなということになるのです。
要するにその店やその店員さんのファンを作るということで一定層の客を持つことが出来るのです。
それはその本に自体にも価値はあるのですが、その本の価値にプラスしてそのお店、その店員さんの価値が乗っかってくるということなのです。
ということは、お客さんからすればアマゾンで買うことよりも同じ本でも価値が高い商品を買ったという事になるのです。
もしかしたらその店員さんが本が好きで、好きで、たまらなくて本屋さんで働いているのでしたら、私が聞いてきた本以外の同じジャンルの本を紹介できたかもしれませんし、そのジャンルが得意ではないのでしたら他の店員さんを呼んでたかもしれません。
それが出来なかったら入荷できる日にちを調べて私に伝えてくれれば良かったのでないでしょうか?
成功するには夢中になるぐらい好きな事を仕事にする、そして情熱が湧く仕事をする。
そして自分のファンを作るということが大事だと思うのです。
以上
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