私が仕事にして働いている賃貸の不動産屋ですが 、お客様から他の不動産業者は胡散臭いという事をよく聞きます。
一体なぜそういうイメージがあるのかお客さん視点で考えてみようかと思います。
まず賃貸でも売買でも不動産ですが完全成功報酬製という事で成約してから報酬が発生します。
私は賃貸の仲介業者で働いておりますので、売買の事は分かりません。
ですので賃貸のお話をしていこうかとおもいます。
お客様をお店に呼ぶにあたってSUUMOやホームズに物件情報を入力してそれを見たお客様からメールや電話を頂いて物件の空きを確認してから内覧の予定を組むことが主な流れになります。
ここで問い合わせた頂いた物件を確認してもう既にない場合(他のお客さんの申込が入ったなど)そのときに私のお店では正直に伝えるようにしています。
その掲載されている物件が本当にお客様から問い合わせ頂いた時は、まだ空室の時がありますし、お客様が来店する間に他のお客さんに決まって無くなる時もあります。
もちろん週に1回のサイクルの更新で確認して空室かどうか確認はしています。
その更新の間に決まってしまった物件は決まっているのにまだサイトに掲載している状態にあるわけです。
これはもちろん人気な物件であればあるほど当然動きが早いのでこの傾向が強いのです。
そしてもう1つ専属専任物件という特殊な物件があります。
これは、その不動産会社でしか契約できない物件なのです。
こういう物件は比較的相場より安くお得に家賃が設定されている場合があります。
しかし中には故意的に人気の相場より安い条件のよい物件をもう空室がないのに載せていたりするお店やほかの店の紹介できない専属専任物件を勝手に載せたり、問い合わせたお客さんに対して紹介できますと嘘をついて来店させる業者も多数あります。
なぜなら、集客が出来ないとその店の売り上げが上がらないからなのです。
お客さんをとりあえず呼び来店してから決まってしまったんですよと嘘をつけばいいのです。
ちなみに仲介手数料を半額とか無料をうたっている最近できた会社のグループがこういった事をしている割合が非常に多いです。
仲介手数料も安いので掲載もお客さんのへの対応も入居後のサポートも適当だったりします。
ぶっちゃげ安かろう悪かろうなのです。
お店に来て、いきなり物件が無いことで多少不機嫌になるお客さんもいますが、来店が組めないよりは全然マシな訳です。
もちろん、私のお店場合は決まってしまったら直ぐ来店する前にお客様に伝えるようにしています。
そして入居後のフォローもしっかりするように上司に言われています。
なぜかというとうちのお店は10年以上にわたり地元に密着したお店なのです。
そのエリアに力をいれておりますので口コミやネットで悪口を書かれてしまうと相当なダメージなのです。
しかも今はネット社会で簡単に拡散されるのですからすぐに悪い噂は広まります。
たとえば大手のフランチャイズ店でしたら、そのエリアでダメージを受けて失敗しても簡単な話ほかのエリアで成功すれば良いわけです。
そして私の働いているお店は当社しか紹介できない専属専任物件が多いので、仲介手数料を1ヶ月でもやっていけるのですが、
例えば仲介手数料半額にしてもほかの項目、割高な・火災保険・24時間入居サポート・家賃保障会社・等でその仲介手数料分盛れば売り上げは取れるので仲介手数料を半額にしても全然良いのです。
だからほかの業者などは仲介手数料を半額と掲載してお客さんが来やすいようにしているのです。
そして売り上げは借主からの仲介手数料だけではなく決めた物件の家主や管理会社からの広告料として家賃の1ヶ月~3ヶ月の報酬がもらえるわけです。
中には礼金取りという礼金をそのまま広告料にするという物件もあります。
ですから仲介手数料半月にしてももらえる広告料が3ヶ月ならたとえば、家賃が7万円の物件に対し、3万5千円の仲介手数料と21万円の広告料の計24万5千円が売り上げになるわけです。
大体が広告料は1ヶ月の場合が多いのですが、3ヶ月とか2ヶ月とか出る物件はあまり人気が無い物件や相場より家賃や礼金が戦ったりする物件が多いわけです。
なぜなら人気が無く決まらないから高い広告料を家主や管理会社が出すわけであって人気の物件でしたらそのような広告料を出さなくても決まるわけです。
広告料が出ない物件はそのままお客さんの仲介手数料だけが売り上げになるのでなかなか売り上げがあげにくいですよね。
ですから紹介しないのです。
まずは広告料の出る物件から紹介していくのです。
最後にこのお客さん帰りそうとか出している物件で決まらないと思ったときに最後の手段として広告料の低い物件を出すのです。
最後に
仲介手数料やお金や料金も確かに大事だとは思いますが、一番大切なのは担当の営業マンがあなたにとってどうであるかという事です。
あなたが気になった物件、見たい物件、他の業者でみた物件を本命の営業マンや担当者に紹介してもらいたいと頼むのです。
ここでいう本命の営業マンや担当者とはきちんと信頼の出来そう・一緒に楽しく内覧してもらった・あなたと仲がよくなった・入居後もきちんとあなたの見方になってくれそうな営業マンのところでお部屋を決めるのが一番なのです。
なぜなら一緒に内覧していいお仕事や楽しい思い出をさせて仲良くなって頂いたお客さんに対しては入居後もフォーロしてあげたいと賃貸の営業マンをやっている私は思うのです。
入居後は家主と借主という立場になりますので何かあったときに知識がない分借主のほうが絶対的に不利なのです。
そこで困ったときにあなたをフォローしてくれたり助けてくれる営業マンがいれば入居後も安心ですよね。
結局はあなたの選んだ営業マンや担当者でお部屋を決めるほうが絶対的にいいのです。
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