私の過去の経験の話になりますが、私が宅地建物取引主任者を取るまでのエピソードをお話したいと思います。
まず宅地建物取引主任者ですが、この資格があれば建物や土地の賃貸や売買で契約するにあったって絶対必要とされる、重要事項の説明がこの資格を持った人にしか出来ません。
そして1つのお店や事務所に5人に対して1人が必要とされる価値のある資格なのです。
なぜ取ろうかと思ったのは、建物と土地に関わることで大金が動きます。
そういう事にとても興味があったのです。
そして、宅地建物取引主任者は300時間勉強すれば取れる。
2チャンネルでは宅建は馬鹿でも取れるなどといわれております。
そして私でも取れそうだなと思って手を出してしまったのです。
案の定、現実は甘くありませんでした。
まず、学歴と受験経験がほぼ0で学歴も0の私にとっては3倍近くの倍以上の800時間ぐらい勉強したかと思います。
最初の1年ですが、ユーキャンの通信講座に申し込みました。
テキストなどが大体5万円ぐらいでした。
今思えば結構な投資ですね。
1年目はというと勉強はしました、多分350時間ぐらい。
過去問をやれという事と民法を7割ぐらい理解しろ、それ以外の分野で点数を稼ぎなさいと言うようなことがテキストには書いてありました。
というのは民法はとても置くが深く全てを理解しようしたら何千時間もあっても足らないということらしいのです。
ユーキャンの通信講座は宅建士の試験に合格するためのテキストなのです。
ですから効率よく時間を使って合格しましょうねという事なのです。
宅建士は大体50点中35点取れれば合格できるといわれています。
ですから35点以上を取るようにつくられていました。
私も製粉工場で働きながら家に帰っては勉強していました。
そして1年目のテストですが結果は確か33点で合格でしたが私の点数は27点ぐらいだったけな?ボロクソでした(笑)
民法がやばいくらい難しかったです。
これを反省して2年目に挑みます、勉強は毎日1時間していたと思います。
そして、33点で合格のところ32点で不合格でした。(笑)
凄く悔しかったです。
そして自暴自棄になって仕事をやめます。(笑)
貯金が100万円以上あったので全然不安ではなかったのです。
貯金は少ないのですが何故かやめたかったのです。
毎日工場から単純な肉体労働から帰ってきては勉強して寝るという毎日を変えたかったのです。
既に面白くない毎日に飽き飽きしていたのでしょう。
そして仕事をやめて、無職になりました。
失業保険を貰うため職業安定所に訪れました。
そこで職業訓練学校があるときいて。
入学を申し込みました。
職業訓練校の入学が1月の初旬だったため、10月から1月の3ヶ月間ずーと家にいてパズドラとマインクラフトをしていました。
本当に駄目人間でしたね。(笑)
それでも宅建の勉強は1日1時間以上はやっていました。
雇用保険を出来るだけ延長して貰うために、職業訓練校に行くことにしました。
ズルイ?いやそんなことないですよ、当たり前の権利ですからね。
そして職業訓練校に通うことになりました。
それはそれは働かなくて良いんですからとても楽しかったですよ。
職業訓練校という事でなんとなくどんな人来るかイメージしていたんですが
私のイメージとは違っていろんな人達がいました。
どうせこんなとこ来るような奴は私と同じような30代から40代ぐらいの独身のおっさんばかりだろうなあと思っていたのですが、全然違いました。
たとえば、大阪大学出の帰国子女のお金持ちの坊ちゃんとか、20台前半の女の子や男性、結婚済みの40ぐらいの男性や40過ぎぐらいの結婚済みの女性。
色んな人と話していくうちに仲良くなり、楽しくなってきたのです。
そうイメージとしては学生時代のような感じです。
大学を言ったことのない私からすれば新鮮で面白かったのです。
みんなで飲みに行ったり、ほかの人の家に遊びにいったりしてました。
そこで私は皆に宅建の勉強をしている今年も受けて合格するつもりです。
と伝えました。
これは正直私にとっては結構勇気がいることでした。
もちろん、30人ぐらいの中で言ったのですから、実際私のことを良く思って思っていない人や嫌っている人も何人かいたと思います。(笑)
実際に噂とか周りの話で聞いたりしています。
試験に落ちたらどうでしょう?
その人たちからすると格好の面白いネタになりますね。
私はあえてリスクを取ったのです。
そんなの大したリスクじゃないでしょ、と思う方もしらっしゃいますが私にとっては勇気のある発言とリスクだったのです。
結果リスクがあるので私は今後こそ受かろうと必死に勉強しました。
そこで、勉強するよりもほかになんか方法があるんじゃないのかと思い始めたのです。
そしてユーチューブ検索したところ、ヒントが見えたのです。
ユーチューブの動画の説明では、過去問をやることは大切だが理解をするが本当は大切という事を説明していました。
そこで気づいたのですが私がやってきた勉強は過去問を暗記していることが多かったのです。
試験の問題は過去問でも問題でも同じような問題が出ても
全くおんなじ問題は出ていないのです。
そして理解をすれば同じような解ける問題なのです。
たとえば過去問では
4×7という掛け算の問題が出たとします。
正解は28ですね。
これを私はそのまま暗記したぐらいの理解度でした。
実際の試験では
全く同じ4×7という問題は出なくて3×8という試験が出て来るのです。
正解は24ですね。
もちろん過去問と試験の問題では同じ掛け算という事で同じような理解をしていれば問題なのですが掛け算の理解をしていなかった私に3個が8個あって24個という問題は私は解けなかったのです。
ですから過去問の暗記はあまり意味なかったのです。
私が受験経験が全くなかったのでそういう事になったのでしょうか?
でもその事実を知った私は合格を宣言したその年の宅建の試験に合格できたのです。
そう先にリスクを取ったことで宅建士の試験を必死に勉強して合格することが出来たのです。
リスクをとって行動するという事は覚悟がいりますが、リスクが大きければ大きいほど比例して人間は覚悟と必死さが大きくなるのです。
リスクを取って挑戦したほうが成功率が上がるという事は事実なのです。
あ、でもギャンブルなどは運要素がとても強くてこの話とは全然違ってくるので注意してください。(笑)
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